御首題・御朱印ブームなんでしょうけど・・・(お願い)

暑い夏がやって来ました、

でも未だマスクは手放せないまま。

どなた様も体調にご留意の上

とにかく元気に乗り切りましょう。

 

さて法伝寺の庫裡玄関先にこのたび

このような注意書きを設置する事にしました。

とにかくまぁ・・・お察し下さい。

 

申し上げたい事は正直山ほどありますが、

御首題御朱印ブームの中にあっては

次の2点を特に訴えたいと思います。

 

まず第一に一つ一つのお寺を

もう少ししっかりお参りして欲しいのです。

御首題・御朱印は本来信仰の証であったり

写経を納経した際の預かりが由来です、

以前のブログにも書きましたが

スタンプラリーでは無いのです。

一日のうちに何軒も駆け回るとか、

そうでは無い参拝をして頂きたいと願います。

 

 

次に、事前連絡無しの飛び込み訪問は

とにかくお止め頂きたいです。

法伝寺も含めて世の中の大多数の寺は

御朱印がウリの観光寺でも無ければ

寺務員もいない役僧もいない、

住職一人で切り盛りしている寺ばかりです。

 

例えば・・・

○法事の開始予定時間10分前

○熱を出した子供を病院に連れて行く直前

○除草作業中で止めるに止められない状態の時

etc

これらは全部私自身が体験した、

「今かぁ・・・」というタイミングでの

飛び込み御首題依頼の具体例です。

もちろん全てお断りせざるを得ませんでした。

 

アポ無しで訪問した先の寺の玄関を開けたら

住職が目の前にいた、そんな事も当然あるでしょう。

とは言えその住職はたまたまそこにいただけで、

あなたを待ち構えていた訳では無いのです。

「住職がいたのに書いてくれなかった」

なんていうのはそもそも筋違いであるという事を

御承知下さい。

周りの御寺院に聞いたところ、皆さん

似たような体験や思いを抱えておられました。

 

事前に連絡頂いて日時の予約をされた方には

もちろん皆さんにお書きしています。

どうせなら気持ち良くお迎えしたいし、

気持ち良くお参りして頂きたいのです。

本当に本当にお願い致します。