苦流しって?

8月に入りました、暑さも最高潮。

外作業どころか屋内にいても

熱中症の心配をしなければいけない

レベルとの事です、どなた様も

とにかく体調管理に心を配って下さい。

 

そういう私も間もなくお盆の棚経、

大丈夫かな・・・。

 

さて先日のブログで半端になっていた

「苦流しとは?」について、記して

おこうと思います。

 

グーグルで検索しても大した情報

出て来ません、なぜならこれは

山形県の、それも内陸・村山地方

特有の習慣だからなのです(多分)。

 

例えて言えば数え年齢の

39歳・49歳・59歳といった

一の位が9に当たる年齢の時、

この9つまり「九(く)」を

苦しみの「苦(く)」になぞらえて、

その年を平穏無事に過ごせるよう、

また数え49歳なら40歳からの10年間に

積もりに積もった厄を払い

苦労・苦しみ・苦い思いといったものも

全て流して、翌年の50歳を気持ち良く迎え

その後の10年を穏やかに過ごせるようにと

願いを込めてお祓いを受ける事。

 

それが「苦流し」です。

 

局地的な風習にしておくのは

もったいないくらい理にかない

思いのこもった御祈願だと、

私はそう思っています。

 

ご希望の方は是非お早めに

法伝寺にご相談下さいね。