花まつり

檀信徒の皆様にもご案内をしておらず

寺族だけで行っている行事が

法伝寺にはいくつかあります。

 

例年5月8日に行っている「花まつり」も

その中のひとつ。

 

この「花まつり」とは何かというと

お釈迦様のお誕生をお祝いする行事で、

本来は4月8日がその日に当たります。

 

言ってみれば法伝寺は月遅れで

行なっているわけですが、

管理人が物心ついた時には

このスタイルでしたので、

なぜ、いつからこうなのか

詳しく聞いた事がありません。

とはいえ山形の4月上旬はまだ寒く

花まつりという感じでは無いので

月遅れで丁度良いかも知れません。

 

そんないい加減で良いのかと

お叱りを受けそうな気もしますが、

もっと細かく言えば4月8日という日付は

あくまで太陰暦での話。

インド暦では2月になり、

わが国で採用されている太陽暦でも

本当はまた違うのです。

 

さて写真は本日(5月8日)の

法伝寺御宝前の様子。

ご覧のように花御堂を設置し

安置した誕生仏に甘茶をかけて

ご供養致しました。

 

なぜ甘茶をかけるのが供養になるのか。

それはお釈迦様がお生まれになった時

9頭の龍が現れて頭上に甘露の雨を降らせた、

という言い伝えに由来します。

 

この花まつり、私はいずれ

やり方を変えてみたいと思っています。

 

今は寺の者だけで行っており、

今日もたまたまお寺にいらした方に

ご案内して甘茶かけをして頂きました。

これを出来ればもっと多くの方に

一緒にご供養して頂ける方法を

考えますので、その時には是非

これをご覧の方々にお出で頂きたいですね。