たまには宗派を飛び越えます

法伝寺のある山形市の高瀬地区には、四つの宗派・七つの寺院があります。

 

法伝寺は日蓮宗、他に曹洞宗寺院が四ケ寺・天台宗寺院と時宗寺院が一ケ寺ずつ。

 

普段はもちろん他宗派寺院同士行き来があるわけでは無いですが、年に一度宗派の垣根を越えて一堂に会する交流の機会をもっています。それが歳末助け合い托鉢修行です。

 

毎年十二月に交代で各寺院が拠点となり、高瀬内各地区の中から一ヶ所を定め一軒ずつ戸別に訪問させて頂き喜捨をつのる活動で、もう何十年と続けている行事なのです。今年は切畑地区を会場に昨日執り行なわれました。

 

我々日蓮宗の人間にとって、往来を衣姿で修行して歩く時手にしているのは団扇太鼓と相場が決まっています。でもこの日ばかりはそれもお預け、慣れない持鈴と鉄鉢を手に歩きました。

 

実際は托鉢にもさまざま作法というものがあるのでしょう、しかしながら最初に書いた通り四宗派合同でやってますので、細かい事言いだしたら多分合いません・・・。それでも写真でご覧の通りパッと見だけは揃うように、姿形は工夫してます。

 

さて肝心の皆様から頂いた浄財の行方ですが、こちらは毎年全額を高瀬地区社会福祉協議会に寄託させて頂いてます。・・・が、浄財がどうなったかについては、町内会長さんあたりが手にする振興会の総会資料くらいにしか出てないのかもしれません。

 

ですので、このブログをご覧になっている高瀬地区の方にこの場を使って御報告です。皆様からの善意は全て皆様がお住まいのこの高瀬地区に還元されてますのでご安心を!。

 

最後になりますが、ご協力下さった皆様ありがとうございました。